【エネビーンズのものがたり】“ちきゅうにやさしい電力”をつくる、エネビーンズのけんきゅうって?
ある日のこと。シータンとソータンがエネビーンズの家の前を通りがかりました。
「前からずっと気になっていたんだけど、エネビーンズのおうちのちかくでくるくるまわっているアレはなんだろう?」
「せんぷうきかなあ……」
すると、そのようすに気づいたエネビーンズがやってきて、とくいげに言いました。
「これは風の力をつかって はつ電する 『ふうりょくはつでん』のそうち なのです」
「なのです!」
「わたしたちは、みらいたうんでつかわれる すべての電気をつくって、みんなのおうちにおくっているんですよ」
「ですよですよ!」
シータンはそのことばを聞いてびっくり!
「え!? エネビーンズがまちの電気をつくってくれていたの? ぜんぜん知らなかった!!」
おどろいたようすのシータンを見て、はなたかだかのエネビーンズ。「おっほん」と せきばらいをして、さらに話をつづけます。
「わたしたちは、たくさんのCO2をはきだす“せきゆ”や“せきたん”などのしげんではなく、風やたいようなど しぜんのなかに いつもあるエネルギーをつかって、ちきゅうにやさしい電気を作っているのです!」
「のですのです!」
「それに、せきゆや せきたんは つかうとへってしまい、いつかなくなってしまいます。風やたいようのエネルギーなら なくなることはほとんどありません。ですから、わたしたちは、風やたいようなどの しぜんエネルギーにこだわって、けんきゅうをかさね、大切に電気を作っているんですよ」
こう話すエネビーンズ。
シータンとソータンは、みらいたうんの電気が ちきゅうのことを考えて作られていると知って、
「なるほど、電気ならなんでもいいわけじゃないんだな」
「ぼくたちも、もっと電気について知って、考えて電気をつかわなきゃ」
と、強く、強く、思ったのでした。
つぎの日、シータンとソータンは、さっそく みらいたうんのなかまたちに、「みらいたうんの電気が 風やたいようのエネルギーで作られていること」や「エネビーンズが けんきゅうをかさね、大切に電気を作ってくれていること」をつたえました。
「知らなかった!」「エネビーンズのけんきゅうって、すごい!」「これからはもっと大切に電気をつかわなきゃね!」、そう口々に話すなかまたち。
いつの間にかみんなが、電気をこまめにけしたり、だんぼうのおんどを ひくめにしたりして、電気を むだづかいしない くふうをするようになりました。よりちきゅうにやさしい、エコなまちへ。みらいたうんは、きょうも しんかしつづけています。