ダンボールは、ほぼ100%リサイクルできる!つかいおわったら“しげんごみ”へGo!
げんかんにつまれた ダンボールばこをながめて、なにやらアルケミが うれしそうにしています。
「こんなにたのんでしまったな~ん♪」
はなうたまじりで そうつぶやくと、いちばん上の ダンボールばこを手にとり にっこり。
そこにぐうぜん、オハナヒメが 通りかかりました。
「わぁ、アルケミ、こんなにいっぱい ネットで お買いものしたのね! でも、このダンボール、ぜんぶごみになっちゃうし、もったいないんじゃない?」
オハナヒメにそう言われて、「チッチッチッ」とアルケミ。
「ごみじゃないよ~ん。ダンボールは ちゃんとしょりをすれば 生まれかわるんだも~ん」
そう とくいげに 話します。
「生まれかわる?」
「うん。そもそも まちにあるダンボールも、ほとんどが つかいおわったダンボールから 生まれたものなんだも~ん」
「へぇ~! じゃあさ、このダンボールも いずれまた べつのダンボールになるの?」
「そうだよ~ん。ダンボールは かんきょうに とってもやさしいんだよ~ん」
アルケミの話を聞いて、オハナヒメは、「えっ!」とおどろいたようす。
「そ、そうなの!? わたし、ダンボールを『しげんごみ』の日に 出してるんだけど……。もしかしたら『ごみ』として すてちゃってるってこと!? どうしたら新しいダンボールに 生まれかわるようにできるの!?」
「あはは、それならだいじょうぶだよ~ん。『しげんごみ』っていうのは、ただのごみじゃなく、なにかを作るときに ざいりょうとしてつかえる、『しげん』になるごみということ。『しげんごみ』の日に ひもなどでしばって まとめて出しておくと、かいしゅうされて、そのあとちゃんと 新しいダンボールに 生まれかわるんだよ~ん!」
ほっとしたようすのオハナヒメを見て、アルケミは、さらにせつめいを つづけます。
「さいきんは、スーパーマーケットやホームセンターなんかのリサイクルボックスでも しげんごみを かいしゅうしているよ~ん。みんなが出したダンボールは、ほとんどが 新しいダンボールに なるんだよ~ん」
「ダンボールって とても“リサイクルりつ”が高いのね。よくわからないまま『しげんごみ』に出していたけど、生まれかわるためだったなんて……!」
「そうなんだよ~ん。ふだんのなにげない こうどうが、じつはサステナブルなみらいに こうけんしていたりも するんだね~ん」
アルケミのせつめいを聞いて、かんしんしたように ダンボールばこを見つめる オハナヒメ。
アルケミは思い出したように、さらにせつめいを つづけます。
「あ、そうだ! 少し話はかわるけど、ダンボールは さいがいが起きたときの ひなんじょで、ベッドになったり、まじきりになったり、トイレになったりも するんだよ~ん。お金があまりかからないし、たたんだ じょうたいで コンパクトに ほかんできるし、かるいし、じょうぶだし、とってもべんり なんだよね~ん!」
「えっ、すごい!」
ますます かんしんする オハナヒメ。
「いろいろ教えてくれてありがとう! これから ダンボールを出すときは、『またどこかで会いましょ♡』って 思うことにするわ♡」
みんながすてたダンボールも、生まれかわって どこかで かつやくしているかも……? かんしゃしながら 大切につかい、そしてかならず『しげんごみ』の日に 出すようにしようね!