夫は死んだ。
死んでいる。
私が殺したのだ。
『さよならジャバウォック』伊坂幸太郎 双葉社(1700円+税)
【あらすじ】
結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から夫は別人のように冷たくなった。
彼からの暴言にも耐え、息子を育ててきたが、ついに暴力をふるわれた。
そして今、自宅マンションの浴室で夫が倒れている。
夫は死んだ、死んでいる。私が殺したのだ。
もうそろそろ息子の翔が幼稚園から帰ってくるというのに…。
途方に暮れていたところ、2週間前に近所でばったり会った
大学時代のサークルの後輩・桂凍朗が訪ねてきた。
「量子さん、問題が起きていますよね? 中に入れてください」と。
伊坂幸太郎デビュー25周年を記念する渾身の書き下ろし長編ミステリーが遂に発売!
「いったい何が起きているのか?どうなっているの?」と思いながら、最後には想像もしなかったところに着地する。
この結末は、誰にも言わないで。
3Fくまざわ書店でお待ちしております
